2020年に小学校でプログラミングが必修化されます。それに伴って、早いうちからプログラミング対策をされている親御さんもたくさんいらっしゃるかと思います。習い事としてのプログラミング教室なども増えてきて、人気のある教室などは入会まで数百人待ちなどもあるようです。そして、気になるのは月謝。月に2万円超えの教室などもあるようです。
なかなか習わせたたいと思っても、躊躇してしまいます。しかし、プログラミング必修化の本質を捉えると家庭でその力を養うこともできます。
小学校プログラミング必修化の目的は?
そもそもプログラミング必修化の目的はプログラミング的思考、論理的思考を育むためです。プログラミングと聞くと、PCでガリガリ行うというイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、それが目的ではないです。PCに向かってプログラミング言語を使ってプログラミングをするのは、プログラミング教育の一つのツールです。では、それ以外に方法があるのか?あります。最近聞かれるようになってきた言葉に”アンプラグド”という言葉があります。直訳すると”電源を抜いた”という意味になります。つまりは、PCなどを使わずにするプログラミング学習ということになります。
プログラミング学習への対策としては、アンプラグドなプログラミングから入ることがオススメです。
グーグル社員が考案したボードゲーム

”グーグル”と聞いて、知らない人は最近ではかなり少ないですよね。あのグーグルの社員が自分の双子の子供にプログラミングを学ばせたくて考案したボードゲーム『ロボット・タートルズ (Robot Turtles)』です。業務としてではなく、個人として考案したようです。クラウドファウンディングで資金調達して、商品化されたようです。それだけ、このボードゲームが支持されたということなんですね。
4歳からでも安心して遊ばせることができる
プログラミングには早くからふれさせたいけど、PCやタブレットをあまり低年齢から使うと、、、、と悩まれる親御さんもいらっしゃると思います。このロボット・タートルズはボードゲームなので、低年齢からでも安心して遊びながら自宅でプログラミングを学ぶことができます。実際に対象年齢が4歳からとなっています。
ロボット・タートルズはどんなゲーム?
ざっくり言うと、カメが宝石にたどり着くことが目的のゲームです。辿り着くまでの最適な道のりをコマンド(命令)カードを並べてプログラミングをしていきます。

宝石までたどり着く道を、前進or右回転or左回転のコマンドカードを使って最適なルートを考えます。最適ルートを考えたら、実際にその通りにカメを動かします。ここで大事なのが、子供自身がカメを動かしてはいけないのです。子供意外のお父さんやお母さんが動かします。とういのは、子供が動かしてしまうと思い込みで間違いに気が付かない場合があるからです。客観的な目で確認していきます。そして、間違っていた場合に、どこがどう間違っているかを考えます。
この過程がまさにプログラミングをする過程とまったく同じなのです。子供自身がプログラミングをして、親がコンピューターの役割、そして、動作が正確であるかの確認をデバッグといいますが、デバッグすることで間違ったプロセスを明確にし、論理的思考を育てていくというのがこのゲームの意図なのです。
まとめ
低年齢の子供でも、PCやタブレットを与えると勝手に上手に操作をし始めます。それは、アプリなどのユーザビリティが優れていることと、子供は新しいものへの順応性が高いという点が強いです。それを見て、子供の能力を判断するには危険です。だからこそ、いきなりPCやタブレットなどを使用したビジュアルプログラミング言語でプログラミングを始める前に、プログラミングというものの仕組みを理解する段階が必要だと思います。それと同時に、プログラミングを知らない親がプログラミングというものを少しでも理解することができると思います。

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