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工房系ランドセル PR

土屋鞄ランドセルの工房見学レポート

土屋鞄ランドセルの工房見学レポート

土屋鞄のランドセルができあがるまでの工程を見させて頂きました。東京都足立区にある西新井本店にはランドセル販売・大人用鞄の販売に加え工房も併設されています。

今回はその西新井工房の見学をしてきました。革の裁断から始まり、ランドセルが出来上がるまでの工程などを間近で見ることができました。

土屋鞄西新井工房にて見学をさせて頂きました

土屋鞄ランドセルの工房見学レポート出典:土屋鞄公式サイト

東京都足立区にある土屋鞄西新井本店にて工房見学をさせて頂きました。日暮里舎人ライナーの「西新井大師西」駅から徒歩4分のところにあります。ランドセル販売、大人用鞄の販売、工房が併設されているのが特徴です。

工房では実際に多くの職人さんがランドセル製作をしています。その様子なども間近で見学させて頂きました。

ちなみに土屋鞄の工房は西新井以外にも長野県の軽井沢と佐久にもあります。約200人の職人の方がいらっしゃって、そのうちランドセル職人の方は約120人になります。

 

ランドセル完成まで300もの工程があります

小学生になったら背負うランドセル。実は150以上のパーツから組み立て、完成までに300もの工程があるようです。細やかなミリ単位の縫製や手仕事でつくり上げていきます。

まず始めに、使用する「革の型入れ」と「革の裁断」です。一番最初の素材選びがとても重要です。革の質やクセなどを見極めながらどの部分をどこに使っていくのか選定していきます。

そして、「革の裁断」をしていきます。25トンのプレス機を使います。間近で見させていただきましたが、重さのインパクトを感じました。

土屋鞄ランドセルの工房見学レポート出典:土屋鞄公式サイト

「肩ベルトづくり」では、小さなパーツを組み合わせて大きなパーツにしていきます。

土屋鞄ランドセルの工房見学レポート

次に「前胴づくり」と「背胴づくり」です。ランドセル本体のを前の部分を「前胴」、後ろの部分を「背胴」と言います。

特に「前胴」はランドセルの本体部分になるので、ここの工程でゆがんでしまうと全体の出来が左右されてしまうそうです。

「背胴」は、お子さんの背中に接する部分です。通気性やフィット感などを考えながら工夫されています。

土屋鞄ランドセルの工房見学レポート

「組み立て」作業では、ミシンがけが終わった全てのパーツを組み立てます。そして、「菊寄せ」と言って、ランドセルの角をひだを寄せた花びらのように包みます。この作業を行うことで強度がぐっと増すようです。

左の菊寄せの画像はわかりやすいと思いますが、実は右側の画像のベルトの先端部分も菊寄せになっています。上に別の革が貼り付けられているのでほとんど隠れていますが、じっくり見るとわかります。

土屋鞄ランドセルの工房見学レポート

最終段階の「まとめミシン」の作業です。布とは違い革の厚みがあるので、煙のようなものがでるくらいのパワーのあるミシンでした。ミリ単位の作業なのですが、いとも簡単に作業しているように見えてしまうほど鮮やかな職人技でした。

土屋鞄ランドセルの工房見学レポート

最後に「検品」を行って、ランドセルの完成となります。

 

土屋鞄ランドセル工房を見学させて頂いた感想

工房の中には多くの職人の方がいらっしゃいました。見学する上で「急に話かけることは遠慮してください」とのことでした。それは当然のことと感じるくらい、細かいミリ単位の作業の繰り返しになるので集中がとても重要となります。

作業によって、椅子に座っていたり、立っての作業であったり、床に座って作業など様々でした。それは作業工程に適したスタイルのようです。床に座って作業をされている職人さんは、座布団などでを敷いてそれぞれに作業しやすいスタイルを確立しているようでした。

今回見学をさせて頂いて、初めてランドセルができる工程を知ることができました。これだけの多くの繊細な工程を経て出来上がるランドセルを小学校生活で持つことができるのは、日本の文化と言ってもいいのではないかと思います。

最近ではリュックのようなランドセルも流行っていますが、革を使って丁寧に作られるランドセルが今後も絶えず求められるといいなと思いました。

 

工房見学のあとはショールーム見学

出典:土屋鞄公式サイト

ショールームは大人用鞄の販売とランドセルが販売のどちらもあります。ランドセルは予約優先制となります。

実際に背負ってみたり、色の違いなどを見比べたりもできます。

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この記事のまとめ

ランドセルの製作工程を実際に見学させてもらうのは今回が初めてでした。子供時代の社会科見学のように楽しませて頂きました。

6年間雨の日も風の日も使うランドセル。こんなに長い期間毎日使うものってなかなかないですよね。それだけの期間使うことができる丈夫さがあるのも、細やかな製作工程にあるんだと実感しました。

大切にしていきたいものづくりの文化だと思います。