ランドセルには必ず重さが表記されています。重さを気にして購入する方もいると思います。
実際のところ、ランドセルの重さはどれだけ重要なのか、そうでないのかをこの記事では解説していきます。
目 次
ランドセルの重さの平均はどれくらい?
ランドセルは種類が多種多様になってきたのと同時に、重さも軽量のものから重量感のあるものまで様々です。
ランドセル重さの違いには理由があります。一番に影響するのが「素材」です。ランドセルの素材は主に「コードバン」、「牛革」、「人工皮革」の3種類からなります(正確にはこの3種類以外もあります)。
使う素材によってランドセルの重さが大きく変わってきます。下の表は素材ごとの重さの平均になります。
重さ | 丈夫さ | 価格 | 質感 | |
コードバン | 1,400~1,500g | 8~12万円 | 使うにつれて艶がでる | |
牛革 | 1,300~1,400g | 5~8万円 | 使うにつれて風合いが出てくる | |
人工皮革 | 1,000~1,300g | 3~6万円 | 質感は劣る |
一番軽いものとなると「人工皮革」になります。「牛革」や馬革をしようした「コードバン」は天然皮革になるので重量感があります。
さらに言うと、「人工皮革」は安価な傾向があり、「牛革」、「コードバン」と高級になっていきます。
それもあるのか、「人工皮革」のものを選ぶ方が増えてきています。
上のグラフはランドセル工業会が2022年に調査したものになります。購入したランドセルの素材別の割合です。
クラリーノ(人工皮革)が全体の3分の1を占めています。さらに、その他の中にもタフガードやコードレイという人工皮革素材も含まれています。
このグラフを見る限りですも人工皮革の割合は多いのがわかります。
メーカー別ランドセルの重さ比較
メーカー別のランドセルの重さを比較しました。メーカーによっては、人工皮革のみの取扱いであったり、コードバンの取扱いがないメーカーもあります。
重さ | 価格帯 | 特徴 | |
セイバン |
約990g~1,550g | 39,600円~93,500円(税込) | 天使のはねでお馴染み。背負いやすさを追求したランドセル。 |
土屋鞄 |
約1,160g~1,490g | 64,000円~140,000円(税込) | 鞄店ならではの丈夫なランドセルが特徴。 |
モギカバン |
約1,160g~1,690g | 55,000円~198,000円(税込) | 業界初のモギカバンだけのキューブスタイルランドセル。 |
中村鞄製作所 |
約1,120g~1,350g | 53,800円〜93,800円(税込) | 伝統的な技術に、最新技術を積極的に取り入れたランドセル作り。 |
カザマランドセル。 |
約1,150g~1,250g | 43,000円〜80,000円(税込) | 人工皮革を中心にラインナップ。 |
フィットちゃん |
約1,100g~1,300g | 40,700円〜99,000円(税込) | 名前の通り背中にフィットするランドセルが特徴。 |
池田屋 |
約1,100g〜1,350g | 49,500円〜98,000円(税込) | 刺繍を入れないことが特徴の池田屋。 |
鞄工房山本 |
約1,240g~1,500g | 49,900円〜190,000円(税込) |
※2023年度向けランドセルより
注目すべきは、セイバンに990gのランドセルが登場したことです。これは軽さに着目したランドセルになります。
コードバンランドセルがラインナップされているメーカーは1,400g以上のランドセルがあります。
重さがどうしても気になる方は、軽いランドセルをラインナップしているメーカーを検討して見て下さい。
ランドセルの重さは重要ではないです!選ぶ際のポイント
ランドセル選びをする時についつい重さに目がいきがちです。実際に、小学1年生の小さな体への負担を考慮することは大切です。
しかし、重さよりも大切なのことがあります。それは”背負いやすさ”です。背負いやすを考慮されていないランドセルだと逆に負担になってしまうことがあります。
重さよりも背負いやすが大切
ランドセルの背負いやすを第一に考えているのが、天使のはねランドセルのセイバンです。
ランドセルの負担は肩に集中しますが、肩ベルトが根元から立ち上がっていることで体感重量を軽減することができるのです。
背かんが左右連動して開閉します。そのことで、重心が常に中心にきます。どちらかに偏ってしまうと、負担がそちらへ流れてしまいます。
ランドセルの中の教科書がパンパンでも負担ですが、少し余裕のある状態の時でも負担になる場合があります。
少し余裕があることで、中の教科書がゴトン!とゆれることがあります。それが体への負担となります。こういったことを防ぐための対策もなされています。
肩ベルトも体に密着しやすい3D設計になっています。
軽すぎるランドセルは注意が必要
最近では、ランドセルの重さ問題が取り上げられることが増えつつあります。学校側も教科書を学校に置いておくことを許可するケースもあるようです。
メーカー側も軽量なものを作っているところもあります。
しかし、軽いというだけで飛びついてしまうのは危険です。背負いやすい設計がされているかがポイントです。
軽いだけだと、逆に体への負担が大きかったり、耐久性への心配があります。
重さ軽減を意識したランドセルをご紹介
背負いやすさと重さ軽減を両立したランドセルをご紹介したいと思います。セイバンのスゴ軽シリーズです。
どれも約1,000gととても軽量です。軽いだけでなく天使のはねのセイバンだけあって、背負いやすさや機能性なども安心です。
エアー | スウィートスウィーツ | スパークルフラワー | |
価格 | 54,450円 (期間限定価格) |
57,420円 (期間限定価格) |
59,400円 (期間限定価格) |
重さ | 約990g | 約1,090g | 約1,070g |
◆セイバンオンラインでチェックする!
スゴ軽シリーズの詳細はコチラ
男の子向けのスゴ軽シリーズも重さは約1,000gです。
エアー | ライトギア | |
価格 | 54,450円(期間限定価格) | 57,420円(期間限定価格) |
重さ | 約990g | 約1,080g |
◆セイバンオンラインでチェックする!
スゴ軽シリーズの詳細はコチラ
ランドセルの重さのまとめ
ランドセルの重ささについて書いてきました。ランドセル自体の重さも気になるところですが、大切なのは背負いやすさです。
体にフィットしたランドセルが一番体感重量として軽く感じられます。
背負いやすさなどの機能面も重視したランドセルも選ぶ際の目安にしていただくといいのではないでようか。